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アリオン100.jpg法政大学アリオンコール HISTORY


初演 2000年5月3日 第49回六連(東京芸術劇場大ホール)
指揮 清水雅彦 ピアノ 鈴木真理子

「新しい歌」 【作詩】フィデリコ・ガルシア・ロルカ
「うたをうたうとき」 【作詩】まど・みちお
「きみ歌えよ」 【作詩】谷川俊太郎
「鎮魂歌へのリクエスト」 【作詩】ラングストン・ヒュ-ズ
「一詩人の最後の歌」 【作詩】ハンス・クリスチャン・アンデルセン

作詩者紹介

フェデリコ・ガルシア・ロルカ

1898年スペイン南部のグラナダ近傍の村に生まれ、少年の頃から詩と音楽を愛する。グラナダ大学で哲学、文学、法律を学ぶ。また1931年頃から劇作に専念するが、1936年のスペイン内乱勃発の数日後に、ファシストのファランヘ党員に射殺される。詩集-Libro de poemas(詩の本)、Romancero gitano(ジプシーのロマンス集)など、多数の著作がある。

まど・みちお

1909年11月16日、山口県徳山市に生まれる。本名石田道雄。第二次大戦前は台湾総督府に勤務。選者の北原白秋に惹かれ「コドモノクニ」に投稿。また、「動物文学」「童話時代」「綴り方倶楽部」に作品を発表する。1937年、水上不二らと「昆虫列車」を創刊。戦後約十年間、幼年雑誌の編集に従事し、その後詩作生活に入り、「ぞうさん」をはじめ、戦後を代表する多くの童謡を生む。1968年、59歳で処女詩集『てんぷらぴりぴり』を出版し野間児童文芸賞を受ける。他に『まど・みちお詩集』、童謡集『ぞうさん』『まめつぶうた』など。

谷川俊太郎

1931年東京生まれ。現代の日本を代表する詩人の一人である。代表作に「二十億光年の孤独」「ことばあそびうた」「ことばを中心に」「はだか」「世間知ラズ」など。また、教科書にも載っている「スイミー」「スヌーピー」「マザーグースのうた」などの翻訳、劇作など幅広いジャンルで活躍。

ラングストン・ヒューズ

 アメリカの詩人、小説家。詩集「ハーレムのシェイクスピア」ほか多数の作品を残す。黒人文学の先駆者として大きな位置を占めている。

ハンス・クリスチャン・アンデルセン

 デンマークの詩人、童話作家。小説「即興詩人」など多数の作品がある。童話作家として、世界中の人々に愛されているが、故国では大詩人と呼ばれている。貧しさの中から身を起こし、幾多の失恋を経験した。

「新しい歌」誕生に寄せて 

清水雅彦

 まさに「新しい歌」の誕生である。選ばれた五編の“詩(うた)”がいい。それぞれに魅力ある光彩を放っている。すでにそこには音が内在していたが、信長氏の深く伸びやかな洞察でもって、さらに自由な翼をもつ“歌(うた)”となった。300名もの男声の柔らかな感性が合わさった時、どんな“唱(うた)”になるのだろう…。送られてくる楽譜を手にしながら、ずっと私はわくわくしていた。新鮮な興奮を味わうのは楽しい事である。
 六連の面々から合同指揮を依頼されたときから、音や色、構成メンバー、練習時間等、あれこれと演奏曲について思い巡らしていた。そんな折、本年度(平成11年)全日本合唱連盟の課題曲の公募に信長氏の男声組曲が決定とのニュースが入り、もともと信長氏の才能に惚れ込んでいた私は、すぐに連絡を取り楽譜を送っていただいた。残念ながらコンクールでその中から1曲が課題曲となり、全曲初演は全国大会で決定しているということで、六連での初演は不可能となったのだが、このことがきっかけとなり今回の委嘱初演が実現した。

 まず歌っていて楽しい。爽やかな感動のあるもの、もちろん客席をも包み込める曲、そしてずっと歌い継いでいけるようなものに…。三者の思いから誕生したのがこの「新しい歌」である。信長氏にはもちろん、この貴重な時間を与えてくれた六連のメンバーー人一人に心より感謝をささげたい。そして願わくは、広い芸劇でステージと聴衆とが一体となった、新鮮な興奮を味わいたい、そう思っている。

出版:カワイ出版
新しい歌.gif

録音 なし

演奏

東京六大学合唱連盟(第49回合同〈初演〉)

  • 東西四大学合唱演奏会(第52回)