法政大学アリオンコールOB・OG会公式ホームページ

1982年度OB総会(第1回)の開催

OB会発足と2年の足どり

庄司光郎(昭37年度卒)

 昭和57年10月16日(土)に、法政大学アリオンコールOB会が発足しましたが、そのきっかけとなりましたのは.アリオンコール第30回定期演奏会での委嘱作品のために、OB諸氏に寄付を呼びかけたことでした。
 現役諸君から、私(庄司)に相談があり、小島会長と私の話し合いのうえ、寄付をお願いしたのですが、お金は集まったにもかかわらず曲の方ができないという事情のなかで、その説明会も含め、56年11月にOB会設立のための会を呼びかけました。その場で、村山叡氏(昭和28年度卒)、可知栄次氏(36年度卒)と私の3人が、OB会設立世話人会代表に指名され、3人は他の世話人を選出し57年6月に第1回世話人会を開きました(主席者14名)。さらに7月に第2回世話人会を経て、10月16日の第1回総会にこぎつけたのでした。
 昭和57年10月16日の第1回総会には、51名の方が出席され、規約ををか可決したあとそれに則り、OB会長に小島休景氏、幹事として別掲の各氏を出しました。また幹事の互選により村山叡氏が幹事長に遵ばれ、11月19日の第1回幹事会で菅沼淳一氏(31年度卒)、可知栄次郎氏(36年度卒)、井口亨氏(42年度卒)、谷口研語氏(46年度卒)、金子尚幸氏(42年度卒)と私・庄司光郎が副幹事長に任命されました。
 また弟1回総会で、毎年6月第1土曜日をアリオンコールOB会の日とし、総会を持つことが決められ、58年4月、59年4月の幹事会、数回に及ぶ正副幹事長会議を行いながら、第2回、第3回の総会を持つことができました。
 これで、いちおうOB会の基礎はできましたが、総会への出席率、会費の納入状況からみますと、まだまだOB会も頼りないもので、求心力も充分とはいえません。毎年6月第1土曜日をOB会の日とし稔会を行うことにしましたが、出席者が40名前後で、しかも昭和40年代に卒業した人たちが少なく、穴のあいた感じです。
 OB会出席については、東京近辺に在住している人たちが多いか少ないかにも影響されますし、会社でとくに忙しい年代もあるかもしれませんし、また壊しさの度合か違うなど、それなりの理由があってアンバランになっているものと思われます。しかし、OB会の連絡に対する返事が少ないのは残念です。
 OB会は生まれたばかりで、はじめから多くを望まない、と幹事一同のんぴりとやることにしていますが,そろそろ一歩凍み出す必要があると考えました。幹事一同、OB回発展のためどうしたらいいか一生懸命頭をひねっておりますので、みなさまからのご意見をお待ちしております。
 私たちの考えた第一のこととして、会報の創刊が実現しました。この会報の発行が、OB会発展の一助になれば、と考えております。
 58年の第2回総会の結果については、すでにお知らせしてありますが、59年についてはまだお知らせしておりません。そこで、まとめの意味で58年(第2回)、59年(第3回)の総会で話し合われたことを以下にお知らせいたします。
(OB会会報創刊号より)

永遠のテーマを求めて

OB会幹事長 村山 叡

 アリオンコールの第30回定期演奏会の委嘱作品のための寄付金集めが一つのきっかけとなり、450名を超えるOB会をどうまとめるかを有志の諸君と考え、1981年11月13日私学会館にてOB会設立準備会を開催してから、早いもので3年が経過した。
 翌82年11月16日に復活第1回総会がもたれ、その後、副幹事長の菅沼、可知、庄司、井口、谷口、金子の諸君が多忙の中を大変な努力をされ、そのご尽力によって会則の制定、総会の開催、名簿の発行、現役の援助等々OB会の基盤作りが整ってきたといえる。
 OB会も大人数となると、単なる集合体ではまとまりもつかないし、発展も望めない。そこには組織の整備と運営、即ち「タテ糸」を如何に通すかという大きな課題が横たわっている。
 OB会の目的は色々と考えられるが、本会は、その目的を
 ①会員相互の親睦
 ②アリオンコール発展のための協力
の二本柱とした。
 当然といえば当然だが、一方、永遠のテーマに近い難問でもある。よく法政は縦のつながりが弱いとか、母校愛に欠けると言われているが、アリオンにもそれがないとは言えない。在学中は愛部心に燃えて活躍したものが、社会に出ると全くOB会の活動に参加しなくなってしまう例もよくある。
 本人の仕事の多忙によるなどの理由もあろうが、「受け皿」のないのが大きな原因となっている場合もある。



 正副幹事長会議およびそのあとのノミニュケーションの場でもよく話しに出るのは「タテ糸」の通し方、「受け皿」の作り方をどうするかということであり、今後のOB会の活動計画は、

  • ①会員相互の親睦のため
    • (a)会報の発行
    • (b) OB総会、懇親会の充実
    • (c) 会員名簿の定期的発行(3年ごと)
    • (d)関西支部の新設(法関定演のためにも)
    • (e)OB愛唱曲集の発行
    • (f)定演にOBのステージをもつ
  • ②アリオンコールの発展のため
    • (a)各演奏会への観客動員(本年の東京法関には今迄にない多数のOBの参加をいただいた)
    • (b)入団式、卒団式等現役行事への参加
    • (c)現役幹事会との懇談会

等である。


 アリオンコールも定演(34回)六大学(33回)法関(23回)と回を重ね、合唱界での地位と伝統を築きつつある。
 OB会も今後一層組織の整備と運営をはかり、充実した、そして永続的な発展をめぎしていかなければならないが、それには会員諸兄の積極的参加とご支援以外には考えられない。
 あらためて諸兄の益々のご健康とご活躍を祈念するとともに<よき師よき友集いむすべり>のOB会の発展のためのご協力を切にお願いする次第である。
(OB会会報創刊号より)